新型コロナウイルスで世間がざわつく中、新たなウイルスが話題となっています。
そのウイルスの名はハンタウイルス(ハンタウイルス肺症候群)。
このハンタウイルスによって中国で死者が出てしまいました。
そこで今回は、ハンタウイルスの感染経路についてまとめました!
結論から言うと、人から人への感染はなく、コロナウイルスに比べて感染リスクは極めて低いと言われています!
ハンタウイルス感染で中国で死者
2020年3月下旬、中国西部の雲南省で、1人の人物のハンタウイルスの感染が確認されました。
そして、ビジネス旅行中にバスの中で死亡してしまったのです。
この事件が起こったのが、新型コロナウイルスが発生したのと同じ中国ということもあり、かなり心配ですよね。
ちなみに、このハンタウイルスは致死率が40〜50%(エボラと同等)と言われています。
致死率はコロナウイルスに比べて著しく高いです。
ですが、コロナウイルスよりも怖くない点があるのです!
ハンタウイルスの感染経路はネズミやほこり
コロナウイルスよりも怖くない点、それは感染経路です!
ハンタウイルスの主な感染経路は以下の3つです。
①ウイルスを含んだ便・尿・唾液等によって汚染されたほこりを吸い込む
②ウイルスに汚染されたネズミの便・尿・唾液等がヒトの傷口に入る
③ネズミに咬まれる
コロナウイルスの主な感染経路は、飛沫感染や接触感染です。
それに比べ、ハンタウイルスは飛沫感染や接触感染で感染することはないので、人から人へ感染するリスクがないと言われています。
3つの感染経路の中で最も多い感染経路が①ですので、
・公共のトイレをできるだけ使わない
・人が多くいるところへ行かない
などのコロナ対策と同様の対策で、さらに感染リスクを下げることができるでしょう。
日本で過去にハンタウイルスによる死亡例
実は、日本でも過去にハンタウイルスによって死亡した例があります。
1960年代・・・大阪の梅田近辺で1名死亡
1975~1985年・・・2名死亡
上記から分かるように、死亡者は出たものの、感染が拡大するといったことなさそうです。
もちろん油断は禁物ですが!
ちなみに、当時も日本ではハンタウイルスに感染したネズミは見つかっていません。
まとめ
今回は、「ハンタウイルスの感染経路はネズミやほこり|人から人への感染はない?」について書かせていただきました。
まとめると、
・ハンタウイルスに感染した中国人が死亡
・ハンタウイルスの感染経路はほこりやネズミ
・人から人への感染はないと言われている
・コロナウイルスに比べ感染拡大のリスクが極めて低い
以上になります。
コロナウイルスによる脅威が続く中で発生したハンタウイルスのよる死亡例でしたが、とりあえずはそこまで心配しなくても良さそうです。
ですが、コロナウイルスが人間の予測を遥かに上回ってきたこともあるので、何事も対策しておくにこしたことはないですね!