新型コロナウイルスによって
様々な業界に影響が出ていますね。
教育もその一つです。
ここ数日でも”9月入学”や”休校解除”など
毎日のように対策が公表されていますね。
そして5月1日に大阪府が出した一つの対策が
『土曜授業・日曜授業』です。
この記事では『土曜授業・日曜授業』によって
教員にどのような影響が出るのかについて
まとめていきます。
目次
大阪府教育庁|学校再開の対応策
※最初に断っておきます
大阪府の吉村府知事は9月入学賛成派で
東京の小池都知事に協力を要請しています。
今回発表された対応策は
あくまで4月入学を継続する場合です。
5月1日に大阪府教育庁が発表した
学校再開の対応策の例がこちら。
大阪府教育庁の今後の方針?
❮小学校❯
夏休み・冬休み → なし❮中学校❯
夏休み・冬休み → なし
毎週土曜授業
7限目授業を計106回
※12日連続授業の可能性❮高校❯
夏休み・冬休み → なし
毎週土曜授業
日曜授業を計4回地獄かもしれません。#大阪府教育庁#大阪府#拡散希望#ブラック pic.twitter.com/BFy95BgIva
— 【KMN】KASHIMA ステート676 (@Fqb4INj2F9FYWjn) May 1, 2020
対応策は学校種によって分けられています。
小中高全てで夏・冬休みなし。
中学校は土曜授業と7限増加。
高校は土曜授業と日曜授業計4回。
この対応策に対し生徒側からは
・流石にきつい
・部活はどうなる
・模試もあったら休みがない
など様々な声が寄せられています。
小学校はまだマシなようにも見えますが
小学生の体力や集中力で
どこまでできるのか不安です。
さらに、そもそも夏休みは『暑さ対策』
と言う側面があります。
まだ全ての小学校にエアコンが完備していない中で
夏休みに授業をするというのはかなり危険ですね。
中高に関しては
部活や受験などの絡みもありますし
休日がほぼないと言うのは
精神的にかなり追い込まれそう。
鬱などになる子どもが増えそうで心配です。
ここまで児童・生徒視点で見てきましたが
本当に心配なのは教員です。
詳しく見ていきましょう。
コロナ対策で土曜授業|教員の給料・負担・休日は?
この対応策によって生徒以上に不安なのが
教員です。
土曜授業で嘆いてる中高生おるけど本当にしんどいのは生徒じゃなくて教員の方やぞ
— 🐻 (@tkkuma96) May 1, 2020
皆さんご存知かと思いますが
教員はこの休校期間中も勤務しています。
在宅勤務のところもありますが
とにかく毎日働いています。
「勤務してるけど暇なんじゃない?」
と思っている方もいるでしょう。
そんなことはありません。
・休校中の課題作成
・学校再開後の行事の準備
・家庭でみることのできない児童の受け入れ
・指導方針と全く違うオンライン授業
(対面授業の研究に取り組んでいる)
これ以外にも多岐に渡って仕事をしています。
学校がある時よりは正直言って楽でしょう。
ですが、そもそも普段の教員の仕事量が異常なのです。
最近になってやっと明るみに出始めてはいますが
未だに全く理解していない保護者も大勢います。
さて、このように現在も普通に働いている教員。
もしこれに加えて土曜授業や日曜授業が
実施されたらどうでしょうか。
土曜授業に長期休業ないとか教員が心配だよな
— しのぶ (@erio_cactus) May 1, 2020
教員の唯一のリフレッシュ期間である
長期休みがない上に
土日も授業をしなくてはならない。
皆さん、教員が平日の授業の準備を
いつしていると思いますか?
人によっては平日の膨大な残業で
なんとかなる人もいます。
ですが土日の時間を削って準備している人も
たくさんいます。
これでもし土日も授業なんてことになったら
授業数は増えるのに準備する時間が減ります。
ただえさえ過労死ラインをオーバーしている割合が
圧倒的1位の教員にこれ以上身を削れと言うのでしょうか。
冗談抜きに本当に死んでしまいます。
さらに、教員は今までいくら残業しても
手当ては「0」でした。
皆無です。
(部活動手当ては好きなお菓子と飲み物を買える程度は出ます。)
今回の土曜授業や日曜授業でもおそらく「0」でしょう。
ここまでをまとめると
『土曜授業』などの対応策が実施された場合
教員はこうなります。
・休日がなくなる
・負担(仕事)が増える
・給料は変わらない
これに加えて、今まで通り保護者からの文句に
耐え続けなければならない、、、
間違いなく教員を辞める人が続出するでしょう。
教員を志望する学生もいなくなるでしょう。
そうなれば日本の教育は壊滅します。
そんなことになる前に
なんとか教員を救う方法を考えてもらいたいですね。
※医療従事者の方々は今本当に地獄を見ています。
死と隣り合わせになりながら命がけで日本を守ってくれています。
不要不朽の代名詞とも言える「パチンコ」に行く国民を見て
心身ともに限界が来ています。
この記事では教員についてのみ書いていますが
私も含め、教育以外にも本当に厳しい状況にある
業界が多数あることを忘れてはいけません。
教員を心配する声|過労死や給料・負担・休日など
この対応策を受けて
教員を心配する声が寄せられています。
今まで散々ブラック企業とまで言われているのにさらに土曜授業、長期休業なしとかいわれたらコロナの次は過労で教員バタバタ死ぬぞ #土曜授業
— 🐈🌼*・ (@_usagino) May 1, 2020
小中高の夏休み短縮とか土曜授業とかの話はあるけど教員の労働時間についてはあんまり触れられてなくない?
— ツッキー (@tukkey_apu) May 1, 2020
土曜事業?
土曜授業ならわかるけどね?
でもさ、教員に土曜授業させていつ代休とらせるのかな?
今でも教員は毎日仕事しているんだぜ?
あなた達の先を見れない後手後手の運営の為に。
完全に労基法違反なんだよ。
もうカリキュラムは間に合わないんだから、間に合わせろみたいな政策は止めてほしいね— 乱暴戯児 (@FNR4aFS4sTLVNkp) April 27, 2020
教職員の人権は無視されてるなこれ😢
休校中も働いてるんですけど。— みるきー (@4eri54lhzZBvgiH) May 1, 2020
各自治体の教育委員会がこの方々のように
教員の負担や補償について考えてくれれば
日本の教育は救われます。
よろしくお願いします。
まとめ:コロナ対策で土曜授業|教員の給料・補償・休日は?過労死心配する声
土曜授業・日曜授業による教員への影響
について書かせていただきました。
まとめると
・学校の長期休みがなくなる
・土曜授業や日曜授業が行われる
・子ども以上に教員が心配
・過労死の不安
・教員がいなくなる可能性がある
以上なります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございいました!