現在日本で開催されているラグビーW杯!
日本チームの大躍進に、多くの国民が心を躍らせています!
2015年の南アフリカからの歴史的勝利から始まった日本のラグビー伝説!
彼らが実力でもぎ取った素晴らしい成果だと思います!
そんなラグビーですが、試合前に『ハカ』という踊りをすることが有名ですよね!
今回は、世界各国の『ハカ』の種類や意味や歌詞について調べてみました!
日本でもハカが行われたことがあるのでそちらもどうぞ(^^)
目次
『ハカ』の意味は?するのはどの国?
『ハカ』の歴史と意味
『ハカ』はそもそも、マオリ族の戦士が、戦いの前に手を叩き足を踏み鳴らして自らの力を誇示し、相手を威嚇する舞踊のことを指しました。
現在では、国賓や海外からの渡航者を歓迎する舞として披露されることがありますが、最も有名なのは、ラグビーアイルランド代表(オールブラックス)が国際試合前に行うあの舞踏でしょう!
ニュージーランドでは、相手に対する敬意や感謝を表するために舞うそうです。
また、結婚式や卒業式、式典などでも踊ることがあるようです!
日本にはこういった文化はないので新鮮ですね!
『ハカ』は「battle cry」や「war cry」と呼ぶこともありますが、いずれも意味は同じで、「闘いの雄叫び」です!
日本でも以前は「ウォークライ」とも呼ばれていましたが、2019年現在は『ハカ』と呼ぶのが一般的です!
『ハカ』をするのはどこの国?
「ハカといえばニュージランド代表(オールブラックス)」というイメージがとても強いですが、実は他にもハカをする国があります!
国際試合で『ハカ』をするのは、「トンガ」「サモア」「フィジー」の3か国です!
また、その3か国の選抜チームである「パシフィック・アイランダーズ」も『ハカ』をするようです!
ニュージランド代表(オールブラックス)のハカ|歌詞と動画
ハカをする国として最も有名なニュージランド代表(オールブラックス)ですが、現在は2種類あります!
どちらもものすごい迫力で、何回見ても鳥肌が立ちます!!
ハカその①「カ・マテ」
「カ・マテ」は1905年から踊られており、ものすごく長い歴史があります!
長いだけあり、ハカを先導するリードは、代々マオリ族の血を引く選手が務めています!
~カ・マテの歌詞と意味~
カ マテ! カ マテ!
(死ぬ!死ぬ!)
カ オラ! カ オラ!
(生きる! 生きる!)
カ マテ! カ マテ!
(死ぬ!死ぬ!)
カ オラ! カ オラ!
(生きる! 生きる!)
テネイ テ タナタ プッフル=フル ナア ネ イ ティキ
(見よ、この勇気ある者を。)
マイ ファカ=フィティ テ ラ!
(ここにいる毛深い男が再び太陽を輝かせる!)
ア ウパネ! ア フパネ!
(一歩はしごを上へ!さらに一歩上へ!)
ア ウパネ! カ=ウパネ!
(一歩はしごを上へ! そして最後の一歩!)
フィティ テ ラ!
(そして外へ一歩!)
ヒ
(太陽の光の中へ!)
めちゃくちゃカッコよくないですか???
まさに「闘う雄叫び」ですね!ジリジリと少しずつ前へ進んでいくラグビーにぴったりの歌詞だと思います!
ハカその②「カパ・オ・パンゴ」
「カパ・オ・パンゴ」が初めて披露されたのは2005年のVS南アフリカ代表の試合です。
「カ・マテ」は歴史的なハカですが、「カパ・オ・パンゴ」は最近のハカということになります!
今大会でも、VS南アフリカ戦で披露されています!
~「カパ・オ・パンゴ」の歌詞(マオリ語)と意味~
Taringa whakarongo!
Kia rite! Kia rite! Kia mau!
Hi!
(いいか、よく聞け!)
(戦いに備えよ!踏ん張れ!)
Ki-a whaka-whenua au i a-hau!
Hi! Au-e, Hi!
Ko Aotearoa e ngu-ngu-ru nei!
Au, Au, Au-ë Ha!
Ko kapa o pango e ngu-ngu-ru nei!
Au, Au, Au-ë Ha!
I ahaha!
(我らは祖国と一つ!)
(ニュージーランドはここに響き渡る!)
(オールブラックスはここに響き渡る!)
Ka tū te ihi-ihi
Ka tū te wana-wana.
Ki runga ki te rangi
E tū iho nei
E tū iho nei. Hi!
(恐れと向き合え!)
(恐怖と戦え!)
(天まで届く勢いで)
(戦い上がれ!)
(高みを目指せ!)
Ponga rä!
Kapa o Pango,
Au-e, Hi!
(シルバーファーン!)
(オールブラックス!)
Ponga rä!
Kapa o Pango,
Au-ë, Hi!
HA!!!
(シルバーファーン!)
(オールブラックス!)
「オールブラックス」や「シルバーファン(オールブラックスのファンのこと)」という歌詞があることから、この舞踏はオールブラックスのために作られたということが分かります!
どちらも共通して舌を出しますよね。
初めてみた時、私はクスっと笑ってしまったんです。
でも、しばらく見ていると、笑ったのを後悔するほど彼らの気迫に圧倒されました。
ここまで洗練されていると、心の奥まで響いてきます!
トンガ、サモア、フィジーのハカを一挙紹介!
トンガ代表の『シピタウ』
トンガのウォークライ
シピタウ
イカレ・タヒ(海鷲)の歌詞です#RWC2019 pic.twitter.com/STBnyYGnRi— milu(ミル) (@milu_chilu) September 22, 2019
歌詞は以上の通りですが、意味は分かりませんでした。
サモア代表の『シバタウ』
~『シバタウ』の歌詞と意味~
Samoa!
Tatou o e tau le taua!
Tau e matua tau!
Fai ia mafai!
Le Manu!
Sau ia!
(サモア!)
(いざ戦場へ!)
(勇敢に戦え!)
(奮闘せよ!)
(サモアの獣(鳥)たちよ!)
Le Manu Samoa e ua malo ona fai o le faiva
Le Manu Samoa e ua malo ona fai o le faiva
(マヌ・サモア その使命の達成を願う)
Le Manu Samoa lenei ua ou sau
Leai se isi Manu oi le atu laulau
(マヌ・サモア ここにあり)
(唯一無二のチーム)
Ua ou sau nei ma le mea atoa
O lou malosi ua atoatoa
(準備はすべて整った)
(最高潮に達した力)
Ia e faatafa ma e soso ese
Leaga o lenei manu e uiga ese
(道を開け はねのけろ)
(マヌは世界で唯一)
Le Manu Samoa
Le Manu Samoa
Le Manu Samoa e o mai I Samoa
Le Manu!
(マヌ・サモア)
(マヌ・サモア)
(サモアから猛威を振るう)
(マヌ!)
フィジー代表の『シビ』
『シビ』の歌詞や意味は出てきませんでした。
他国のハカと比べ、短くシンプルなのが特徴です!
日本のハカは様々な場面で行われていた!
1991年
中外製薬の栄養ドリンク「グロンサンDX」のテレビCMで、「DX ウォークライ」という名称で、田中実らがスーツ姿でハカを踊っていた。語句は日本語風にした「頑張って、頑張って、仕事(遊び)!」。
スクールウォーズ2のオープニングでも選手たちがハカを踊るシーンがある。劇中では大木大助(松村雄基)がメンバーに教えた。1995年
大日本除虫菊「虫よけキンチョール」のテレビCMは、玄関先で掃き掃除をしている坂東三津五郎に、蚊の被り物を着用したマオリ族風の男性数人がハカを踊りながら襲いかかり、三津五郎を持ち上げてどこかへ連れ去るという内容だった。2010年
日本コカ・コーラが制作した「コカ・コーラ ゼロ」用テレビCMで、安室奈美恵のダンスチームとハカダンスチームがダンスバトルを行うテレビコマーシャルを放送。このハカについてマオリ族から「伝統的なハカを正しく伝えていない」と否定的な意見が寄せられた。また、黒いシャツを着た男性ダンスグループの服装がオールブラックスのユニフォームと類似していることから「商標権の侵害に当たる可能性がある」と、オールブラックスのユニフォームを管理するニュージーランドラグビー協会(NZRU)からも内容を問題視する警告が寄せられた。Wikipediaより引用
このように、日本では試合以外の場所で何度かハカが行われているようです。
そして、日本のハカと言えば今はこの少女でしょう!!!
オールブラックスのハカを見て真似をしたようです!
かわいらしさ満点ですが、なかなか迫力もありまよね!
将来有望です(笑)
まとめ
今回は、日本や世界のハカについてまとめました!
どのハカもかっこいいですが、個人的には『カパ・オ・パンゴ』がお気に入りです!
みなさんはどれが気に入りましたか?(^^)
ちなみに、「ハカ 意味 下ネタ」というワードで検索されているようなのですが、調べても関連する内容は見つけられませんでした。
何かの勘違いで広まったんですかね!